人生を振り返って 〜Part2-1 合わせる人生〜

僕の人生を一言で表すと、「合わせる人生」でした。

 

人から見たら、問題がなさそうに見える。

よく言われてきた言葉は、落ち着いているね。

 

でも、心の中はぐちゃぐちゃで。

自分を殺し、自分を責めること。

声にならない声。心は叫ぶけど、実際に声は出ない。

 

この場に自分はいていいんだろうか?

この場にふさわしい自分なんだろうか?

相手にどう思われるか?

自分は相手にとって悪く思われていないだろうか?

社会からはどうか?

どう見られるのか、どう見られるのか・・・・

 

こんな感じで、

いつも合わせることばかり。

 

自分を100%アウトプットすることはできず、

いつもブレーキとアクセルを同時に踏んでるような感覚。

 

ストレートに出したら、大事故を起こす。

そんなイメージしか来ませんでした。

 

 

なんでこんな自分になってしまったのか考えると、

幼少期が思い起こされます。

 

 

活発な兄との二人兄弟。

小さい頃からおとなしかった自分は、

手のかからないことを褒められて来ました。

 

何か一つのことに熱中するような幼少期。

黙々と続けることをよしとされて来ました。

 

 

そんな自分でも、自分から何かを表現したことがなかった訳ではないのですが、、、

 

 

・自分の欲しいものを買おうとしたら、「お金は使ったら無くなる」と祖父に言われたことがありました。

・絵を描いてみせたら「バランスが悪い」と父に言われたこと。

・他の人のものを食べて怒られたこともありました。

・褒められたことは、コツコツ貯金をすることや勉強ができること。

・学生時代も、意を決して面白いことをやろうとしたら、周りからの反応はよくないものでした。

・大人になってからも、自分がいいと思ってたものをしていたら、周りから悪い噂を立てられた。

 

こうやって、悪いイメージの蓄積ばかりがあって、

自分から出発して表現することが怖くて怖くてしょうがない。

 

今思えば、何をやってもいいんだ!という安心感が欲しかったのかもしれないですね。

でも、結果的にとる行動は周りに合わせること。

否定されないように、相手に認めてもらえるように。社会に認めてもらえるように。

 

相手に否定されるのが怖くて怖くて。

相手に否定されるとわかっていることができない。がんじがらめの人生。

自分の意にそぐわないとしても、相手の下に入って相手に合わせる。

 

もっと何も気にせず爆発したい!なのにくるイメージは、悪いものばかり。

吐き気がするような毎日。

 

なんとか明るくなりたいと努力もするけど、

周りから言われることは

「何を考えてるかわからない。」

「暗い。」

 

変わろうと努力をするけど、

根底にある何かが変わることができない。

もう変わりたいのに変われない。

こんな毎日を過ごしていました。